暗号資産のいろは

暗号資産(仮想通貨)の始め方や楽しさを伝えるブログです。

仮想通貨のポートフォリオ管理の仕方は?おすすめのサービスや特徴を紹介

 

仮想通貨を取引されている方は、自分が今どれくらいの仮想通貨を保有しているのか、そしてその価格はいくらなのか、しっかり管理できていますか?

 

今回は、まだできていないという方に向けて、仮想通貨のポートフォリオ(資産の種類)や現在の状況を確認できる、おすすめのサービスを紹介したいと思います。

 

 

ポートフォリオ管理とは?

ポートフォリオとは金融商品の組み合わせのことです。自分が何の資産をどのくらい持っているかを把握することがポートフォリオの管理になります。

 

仮想通貨では、現在のポートフォリオを把握して、新たにコインを買い増そうとか売却しようなどの戦略を立てていくのに役立てることができます。

 

具体的には、トランザクション(取引履歴)の記録つけていくことでポートフォリオ作成し、ビットコインイーサリアムなどのコイン、最近だとNFTなど、何をどのくらい持っているか、今の価格はいくらなのか等を把握していきます。

 

また、ポートフォリオを管理することによって、今後、利益が出た際の税金の計算をする際にも役に立ちます。

 

無料のおすすめサービス

ここからは、ポートフォリオ作成に役立つ無料で使えるサイトを紹介していきます。

 

コインマーケットキャップ

コインマーケットキャップ(CoinMarketCap)は、仮想通貨の価格推移や通貨のランキングなどを調べることができるサイトです。仮想通貨をよく取引する方にはおなじみのサイトかもしれません。海外のサイトですが、日本語にも対応しています。

 

ポートフォリオを使うには、会員登録する必要があります。

コインマーケットキャップを開くと、「ポートフォリオ」という項目があります。

 

「新規追加」を押すと、取引したコインの種類と何をしたか(購入、売却、移転)、コインの数量、取引日時を選んで、取引履歴をつくることができます。

※コイン単価は、取引日時を指定すると、自動でそのときの価格が適用されます。

 

 


作成したポートフォリオはこんな感じ。

 

コインの購入、売却、送金のみの記録なので、DeFiなどの細かい取引の記録には向きませんが、複数の取引所で購入したコインを一覧で把握したいという方にはおすすめです。

 

スマホアプリもあるので、スマホで使うこともできます。

 

coinmarketcap.com

 

コインゲッコ

コインゲッコ(CoinGecko)もコインマーケットキャップと同じく、仮想通貨の価格推移などを調べることができるサイトです。こちらも海外のサイトですが日本語対応しています。

 

コインゲッコのポートフォリオを使うには、会員登録が必要です。

使い方は、おおむねコインマーケットキャップと同じですが、ポートフォリオを円グラフで示すことなんかもできます。

 

 

 

こちらもスマホアプリがあります。

 

www.coingecko.com

 

コインマーケットキャップもコインゲッコも取引を1つずつ入力していく必要はありますが、エクセルなどで管理するよりははるかに楽ですし、グラフ表示ができるので、視覚的に分かりやすいです。

 

どちらも仮想通貨の情報を得るのに便利なサイトですので、保有コインの把握と同時に仮想通貨の勉強も行えます。

 

コインマーケットキャップもコインゲッコも無料で使えるので、どちらが使いやすいかまずは試してみてね。

 

 

koinly

koinly(コインリー)は、税金計算をするためのサイトですが、ポートフォリオ管理にも使うことができます。

API連携という機能を利用して、取引所の入出金や取引データを自動で取り込むことができます。また、メタマスクなどのウォレットもアドレスを入力するだけで、自動で取引履歴が取得できます。

 

ただ、デメリットとしては、海外のサイトなので対応している日本の取引所が少ない点です。

コインチェックやとビットフライヤーには対応しているので、そちらを中心にお使いの方や、海外取引所やメタマスクの利用が多い方にはおすすめです。

 

 

入力するとトランザクションが表示されます。

 

ポートフォリオは、このような感じです。

 

日本語には対応していませんが、グーグル翻訳をかければ理解可能ですし、操作は簡単なので、無料で楽に管理したいという方はおすすめです。

 

koinly.io

 

Portfolio dApp

メタマスクのみのポートフォリオであれば、Portfolio dAppポートフォリオダップ)の利用がおすすめです。

こちらは、メタマスクを開いたときに下記の画像の赤枠から行けるサイトです。

※「Portfolio dApp」で検索しても出てきます。

 

メタマスクのアドレスを入力すると、メタマスク内に保有するコインの種類と数量、時価を下の画像のように一覧で見ることができます。複数アドレスを登録することも可能です。

 

 

また、右の「NFT」を選択すると、メタマスクに保有しているNFTと現在の推定価格を表示させることができます。

 

NFTのポートフォリオを管理できるサイトはなかなかないので、メタマスクにこの機能がついているのはうれしいですね。

 

メタマスクの取引を一覧で見たい方、NFTを購入されている方は、ぜひ活用してみてくださいね。

 

portfolio.metamask.io

 

有料のおすすめサービス

続いては、有料ですが便利なポートフォリオ管理のサービスを紹介していきます。

 

マネーフォワードME

マネーフォワードMEは、収入支出等の家計簿を簡単に作成できるサービスです。

銀行やクレジットカード会社、証券会社などの機関と連携することで、自動でこれまでの取引履歴を取り込むことができます。

そのため、手軽につけ忘れることなく家計簿作成することができ、資産の管理、出費の見直しなどに活用できます。

 

登録できる機関の中に仮想通貨の取引所も含まれています。対応しているのは日本の取引所のみで、コインチェックビットフライヤーZaifGMOコイン、bitbankなど多数あります。

詳細は以下をご覧ください。

対応金融関連サービス一覧|マネーフォワード ME

 

自動で取り込みができ、表示は下の画像のように日本円の現在価格での表示なので、日本円に換算して取引所にいくら分のコインがあるのかが把握できます。

 

登録には、無料会員とプレミアム会員があります。

無料会員は、連携できる機関が4件までで、閲覧できるのが過去1年分のデータになっています。プレミアム会員は、月額500円(年額5,300円)で、無料会員のような制限はありません。

まずは無料で使ってみて、使いやすいと思ったらプレミアム会員に登録してみるとよいでしょう。

 

仮想通貨はほとんど日本の取引所しか利用しないよという方や、仮想通貨だけでなくほかの資産と一緒に現在のポートフォリオを見られるようにしたいという方は、マネーフォワードの利用も検討してみてくださいね。

 

moneyforward.com

 

クリプタクト

クリプタクトは、株式会社Pafinが運営する税金の計算が簡単にできる日本のサービスで、ポートフォリオの管理も行うことができます。

 

無料で使えるサービスで挙げたkoinlyも似たようなサイトですが、クリプタクトは日本の会社なので、日本の税制にしっかり対応しており、操作も分かりやすいです。

 

クリプタクトは、API連携で取引所の取引履歴データを取り込むことで、過去のトランザクションから税金計算とポートフォリオを自動で作成してくれます。

 

ポートフォリオは取引所ごと、通貨ごとなど、いろいろな項目で見ることができます。

 

料金は、無料プラン、お試しプラン、ライトプラン、スタンダードプラン、アドバンスプラン、プレミアムプラン、億り人プランの7種類あります。

 

無料プランは年間取引件数が50件までなので、取引が少ない人以外はお試しプラン年間8,800円~が最低価格になるかと思います。

 

料金の詳細は以下をご覧ください。

料金プラン | 仮想通貨の損益計算・確定申告ツールならクリプタクト

 

ポートフォリオの管理だけなら無料のサービスで十分かもしれませんが、仮想通貨は税金の計算が複雑なため、確定申告の際には、このようなサービスを利用することになるかと思います。

 

税金の計算とポートフォリオ管理を一緒にしたい方は、クリプタクトの利用がおすすめです。

 

www.cryptact.com

 

まとめ

今回は、ポートフォリオの管理におすすめのサービスを紹介してきました。

改めて、サービスごとにどのような方におすすめかをまとめました。

 

コインマーケットキャップ、コインゲッコ

⇒手動でOKなので保有コインの管理をしたい方

koinly

⇒過去の取引履歴を一気に取り込みたい、海外取引所やウォレットの利用が多い方

Portfolio dApp

⇒メタマスク内の資産を把握したい方

マネーフォワードME

⇒家計簿と一緒に仮想通貨を管理したい方、国内取引所の利用が多い方

クリプタクト

⇒税金と一緒にポートフォリオを管理したい方

 

ぜひ自分に合ったサ-ビスを見つけて、また、上手に使い分けをして、ポートフォリオを作成してみてくださいね。